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症例
巨大なOlfactory Groove Meningiomaに対するExtensive Transfrontal Approach
著者: 中瀬裕之1 大西英之1 東保肇1 宮本享1 森迫敏貴1 渡部安晴1 伊東民雄1 山田圭介1 芝元啓治1 唐澤淳1
所属機関: 1大阪脳神経外科病院脳神経外科
ページ範囲:P.263 - P.267
文献購入ページに移動近年,頭蓋底外科の発展に伴い,充分な視野が確保されかつ脳の圧排を最小限におさえる手術法が工夫されている.
olfactory groove meningioma(以下OGM)は,全髄膜腫の約3.8%を占め5),嗅覚低下が唯一の症状であるため患者が異常に気づくのが遅れ,かなり大きくなってから発見されることが多く,前頭葉の部分切除が行われることもある4,10).今回われわれは,巨大なOGMに対し,Extensive transfrontal approachを行い良好な結果が得られたので,手術術式を中心に報告する.
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