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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻4号

1993年04月発行

文献概要

連載 脳循環代謝・4

脳血流量と酸素代謝(PETの意義づけ)—虚血性脳血管障害を中心に

著者: 大星博明1 藤島正敏1

所属機関: 1九州大学第2内科

ページ範囲:P.290 - P.297

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I.はじめに
 臨床例での脳循環代謝の測定は1945年のKetyとSchmidtによるN2O法に始まるが,それは全脳の平均血流であった.その後1960年代後半には133Xeを用いた脳表層部の2次元的な脳局所の血流測定法が開発され,1970年代後半には3次元的局所脳循環測定法としてsingle photon emission computed tomoegraphy/SPECT)が導入された,1980年代に入り,さらにposi—tron enlission tomography(PET)の登場によって脳循環代謝の研究は飛躍的に進歩した.本稿では,PETによって得られる脳血流量と脳酸素消費量の意義について,虚血性脳血管障害を中心に述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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