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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻5号

1993年05月発行

文献概要

研究

被殻出血急性期における言語障害の推移

著者: 堀越徹1 永関慶重1 小俣朋浩1 橋爪和弘1 貫井英明1 小宮桂治2

所属機関: 1山梨医科大学脳神経外科 2甲府城南病院聴覚言語室

ページ範囲:P.411 - P.416

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I.はじめに
 高血圧性脳内出血の予後に関しては,ADL5段階評価に基づく報告が多いが,優位半球障害に合併しやすい言語障害を中心に論じたものは少なく,ことに急性期における言語障害の動向についての報告は散見されるのみである1,4).しかし脳内出血急性期患者を扱うことの多い脳神経外科医にとって,この時期の言語障害について知っておくことは重要である.CT所見など各種臨床因子と言語障害との関連を把握することにより,言語障害の有無や程度,改善度などについて当初より予測し得るならば,治療方針を決定する上で一助となると思われる.そこで被殻出血急性期例における言語障害について,種々の臨床因子,特に発症時のCT所見と言語障害の有無,様式,重症度,改善傾向との関連を検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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