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症例
Diffuse Idiopathic Skeletal Hyperostosisによる頸椎前面の異常骨棘形成から嚥下障害をきたした1例
著者: 窪倉孝道12 山王直子1 堀田二郎1 小澤仁1
所属機関: 1汐田総合病院脳神経外科 2汐田総合病院脳血管障害センター脳神経外科
ページ範囲:P.545 - P.549
文献購入ページに移動嚥下困難を生じる原因には内科的に種々のものが知られているが,頸椎前方骨棘が食道を外側から圧迫することによって生ずるものは比較的に稀2,5,6,11-13)とされている.また,われわれ脳神経外科医の立場から経験する脊椎の退行性変化に由来する様々な症状の中で,嚥下障害は経験する機会の比較的少ないものである.
最近,われわは頸椎前面に生じた異常骨棘によって嚥下障害をきたした1例を経験したので文献的考察を加え報告する.
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