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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻6号

1993年06月発行

文献概要

症例

圧可変式シャントバルブのバルブ反転による合併症について—3例報告

著者: 住岡真也1 保田晃宏1 長沢史朗1 太田富雄1 清水鴻一郎2

所属機関: 1大阪医科大学脳神経外科 2清水病院

ページ範囲:P.557 - P.560

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I.はじめに
 圧可変式シャントバルブ(以下SOPHYバルブと略す)は種々の長所を有しており,近年これを使用する機会が増加している.しかし,症例数が増えるとともに問題点も報告されるようになった1-6).今回われわれは本システム使用後に,SOPHYバルブが胸部皮下ポケットで反転したことに気付かず,圧設定を誤り,症状の増悪を来した3症例を経験した.かかる医原性合併症はこれまでのところ報告されておらず,本シャントシステム設置時の留意点や,必要と思われる改良点につき検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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