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症例
視神経交叉部Actinomycosisの1例
著者: 豊田収1 野尻健1 中島英雄1
所属機関: 1中央群馬脳神経外科病院脳神経外科
ページ範囲:P.623 - P.627
文献購入ページに移動Actinomycosisは化学療法の発達につれ減少の一途をたどっていると言われ,更に中枢神経系のactinomy—cosisは非常に稀な疾患である.今度感染症の徴候に乏しく,術前の諸検査で脳腫瘍と思われたが,術後病理学的に初めて視交叉部と視神経に限局したactinomycosisと判明し,抗生剤の長期投与にて治癒できた1例を経験した.その診断,治療の問題点について考察した.
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