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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻7号

1993年07月発行

文献概要

症例

膀胱直腸障害で急性発症した下位胸椎椎間板ヘルニアの1例

著者: 田中信12 佐藤秀次1 佐々木尚1 梅森勉1 飯田隆昭1

所属機関: 1金沢脳神経外科病院 2富山医科薬科大学脳神経外科

ページ範囲:P.633 - P.636

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I.はじめに
 胸椎椎間板ヘルニアは比較的稀な疾患である.その症状に特有なものはなく5,8,9,11,12),また他の部位のヘルニアと異なり,症状は外傷等の誘因なく発現し,緩徐に進行するものが多いため,その診断に苦慮することが少なくない5,8,11,12).この度われわれは,第11-12胸椎椎間板ヘルニアで,急速に膀胱直腸障害を呈し,緊急手術により良好な回復の得られた症例を経験したので,症状の発現機序と手術アプローチの検討を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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