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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科21巻7号

1993年07月発行

文献概要

症例

Cavernous Angiomaに合併した慢性被膜化血腫—症例報告と文献的考察

著者: 奥野修三13 久永學1 宮嵜章宏1 角田茂2 榊寿右2

所属機関: 1国立泉北病院脳神経外科 2奈良県立医科大学脳神経外科 3獨協医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.655 - P.659

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I.はじめに
 一般に脳内出血は急激な症状で発症することが多いが,出血部位や血腫の大きさによっては,長い期間無症状に経過した後,被膜化された占拠性病変として徐々に症状を呈するものがある.これらは慢性被膜化血腫と呼ばれ,現在までに25例の報告がある1,2,4,5,7-13,15,16,18).今回われわれは前頭葉皮質下に発生した慢性被膜化血腫の1例を経験し,これまで記載の少なかったMRIやMR angiographyに関して有用な所見を得ることができ,また被膜の形成機序について病理組織学的に検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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