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医師と患者のコミュニケーション
著者: 山本勇夫1
所属機関: 1横浜市立大学脳神経外科
ページ範囲:P.667 - P.668
文献購入ページに移動 最近,インフォームド・コンセントの必要性がマスコミにも取り上げられ,様々な医療の場面における医師と患者のあり方が重大な社会問題となっています.
私が医学部を卒業した昭和44年頃には時として医師と患者の間に不協和音が生ずることもありましたが,それが社会的論議に及ぶことは考えられない状況でした.当時は,今ほど医師と患者の関係が医療上の契約のみとして成立することは少なく,ごくあたりまえに事務的関係を越え,人間的繋りが生ずるような医療であったと思います.
私が医学部を卒業した昭和44年頃には時として医師と患者の間に不協和音が生ずることもありましたが,それが社会的論議に及ぶことは考えられない状況でした.当時は,今ほど医師と患者の関係が医療上の契約のみとして成立することは少なく,ごくあたりまえに事務的関係を越え,人間的繋りが生ずるような医療であったと思います.
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