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研究
くも膜下出血における急死の原因の検討
著者: 北原孝雄1 増田卓1 相馬一亥1
所属機関: 1北里大学救命救急医学
ページ範囲:P.781 - P.786
文献購入ページに移動破裂脳動脈瘤によるくも膜下出血(SAH)の中に急死例が存在することは以前から知られている5,11,20,27).また,発症後病院にも到達しえず死亡するものはSAH患者の15%にも及ぶとされ2),このように発症後超早期に死亡するに至る臨床経過は,高血圧性脳内出血や脳梗塞などSAH以外の脳血管障害ではほとんどみられず16,23),SAHに極めて特徴的である,しかしながら,このようなSAHの急死の病態や急死の機序に関するまとまった報告はみられない.
本稿では発症後ただちに心肺停止状態が確認されたSAH例を分析し,急死の病態,機序につき検討を加えた.
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