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研究
頸動脈血栓内膜剥離術における頸部硬膜外麻酔の有用性
著者: 浅野良夫1 蓮尾道明1 下澤定志1 中村不二雄2 春原啓一2
所属機関: 1刈谷総合病院脳神経外科 2刈谷総合病院麻酔科
ページ範囲:P.787 - P.791
文献購入ページに移動頸部内頸動脈狭窄症に対する頸動脈血栓内膜剥離術(以下,CEA)の麻酔は通常,呼吸・循環系管理の面から容易な全身麻酔で行われることが多い.しかしながら,全身麻酔下では術中の内頸動脈血流遮断などによる影響を各種術中モニターで測定する必要があり,そのために術中モニターは各種のものが試みられてはいるが,まだ十分に信頼に足るものは認められないのが現状である.そこで,われわれは術中術後を通じ意識下に手術ができ,頸動脈遮断による異常を素早く発見できる頸部硬膜外麻酔(以下,EDA)でCEA手術を行い,その有用性を確認したので,症例を提示するとともに報告する.
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