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症例
星状神経節ブロックが感染経路として疑われた頸髄硬膜外膿瘍の1例
著者: 牧内恒生12 近藤達也1 山川健太1 篠浦伸禎1 八代一孝1 伊地俊介1 吉岡眞澄1
所属機関: 1国立病院医療センター脳神経外科 2鹿児島大学脳神経外科
ページ範囲:P.805 - P.808
文献購入ページに移動脊髄硬膜外膿瘍はBakerらによれば入院患者10,000例に対し0.2-1.2例とされ2),比較的稀な疾患である.機能予後は術前の神経障害の程度,期間と密接に関係するとされ,早期診断・早期治療の必要性が強調されている3,4,6,13,17).われわれは感染経路として星状神経節ブロック(stellate ganglion block,以下SGBと略す)が疑われた頸髄硬膜外膿瘍の症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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