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症例
脳腫瘍に対する放射線治療後に発生した巨大な石灰化髄膜腫の1例
著者: 善家喜一郎1 福本真也1 大田信介1 榊三郎1 松井誠司2
所属機関: 1愛媛大学脳神経外科 2松井脳神経外科
ページ範囲:P.829 - P.832
文献購入ページに移動脳腫瘍の腫瘍内または腫瘍壁に数個から多数の大小不規則な石灰化がみられることは比較的多いが,腫瘍全体にわたり著明な石灰化(brain stone)が認められることは稀である.一方,放射線治療後に脳内に腫瘍を伴わない石灰化病変の症例報告は散見されるが6,7,9),brain stoneが発生した症例についての報告はない.今回われわれは,放射線治療25年後に著明な石灰化を伴った巨大な髄膜腫が発生した1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.
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