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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科22巻1号

1994年01月発行

文献概要

症例

骨化した小児硬膜外血腫の2例

著者: 川田佳克1 国本雅之2 佐古和廣3 橋本正明4 鈴木望5 大神正一郎1 米増祐吉1

所属機関: 1旭川医科大学脳神経外科 2恵み野病院脳神経外科 3名寄市立総合病院脳神経外科 4網走脳神経外科病院 5北見赤十字病院

ページ範囲:P.51 - P.54

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I.はじめに
 頭部外傷に起因する硬膜外血腫は,急性の経過をとるものが大部分であるが,なかには出血量が小量であるため無症状に経過して,その後石灰化あるいは骨化するものがあることが知られている2,5,7,15,16).今回われわれは手術を要しない程度の小量の硬膜外血腫例で,経過中に骨化を示し,mass effectが消失しなかった小児の2症例を経験し,治療方針に関して若干の知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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