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研究
クモ膜下出血が否定されたThunderclap Headacheに対する脳血管撮影の必要性—350例の検討
著者: 竹内東太郎1 笠原英司1 岩崎光芳1 樋口睦2 小島精一2
所属機関: 1東松山市立市民病院脳神経外科 2東松山市立市民病院放射線科
ページ範囲:P.925 - P.931
文献購入ページに移動頭蓋内疾患の検索中に偶然発見された未破裂脳動脈瘤は従来より多数報告されている2,4,8,23,24,29).さらに,近年はMRI angiographyやDSAなどの非侵襲的画像診断の進歩により13,16,18,27),より容易に脳血管疾患の検索が可能となり,脳ドックや未破裂脳動脈瘤に対する治療が積極的に行われている1,14,21,22).今回著者らは,突然発症する激しい頭痛発作をthunderclap headache(TH)と定義して,クモ膜下出血が否定されたTHの患者に対し脳動脈瘤の検索を行い,興味ある結果を得たので,文献的考察を加えて報告する.
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