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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科22巻10号

1994年10月発行

文献概要

研究

鎖骨下動脈,椎骨動脈起始部狭窄症に対するPercutaneous Translumimal Angioplasty(PTA)—治療適応と安全に行うための工夫

著者: 田中正人1 滝和郎1 宮本享1 中原一郎1 定藤章代1 松本晃二1 菊池晴彦1

所属機関: 1京都大学脳神経外科

ページ範囲:P.939 - P.946

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I.はじめに
 近年interventional radiologyの進歩により冠状動脈,腎動脈,四肢末梢動脈のみならず頭頸部主幹動脈の狭窄性病変に対してもpercutaneous translurninal angio—plasty(PTA)が広く応用されている2,4,6,7,12,13,17,19).われわれは24例の鎖骨下動脈狭窄症,椎骨動脈起始部狭窄症に対してPTAを試み,同疾患の治療適応,治療方針等に若干の知見を得たので報告する.また手技を安全に行うために一部の症例でPTA前に血管内視鏡にて狭窄部内腔を観察した.さらにPTA施行中に狭窄近位部または遠位部にprotective balloonを留置し,distal embolismの予防を行ったのでそれらの方法も合わせて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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