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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科22巻12号

1994年12月発行

文献概要

研究

来院後早期に再破裂を来たした破裂脳動脈瘤症例の検討

著者: 安井敏裕1 岸廣成1 小宮山雅樹1 矢倉久嗣2 夫由彦2 田村克彦2

所属機関: 1大阪市立総合医療センター脳神経外科 2馬場記念病院脳神経外科

ページ範囲:P.1119 - P.1122

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I.はじめに
 破裂脳動脈瘤患者の管理上,動脈瘤の再破裂は予後に大きく影響する最も重大な問題であり,この再破裂を防ぐために,早期手術が広く行われている.著者らも,早期手術を基本としており,来院後の可及的早期にクリッピングなどにより再破裂の予防を行ってきた.しかし,手術施行前の来院後早期に再破裂を来たすことがあり,破裂後数時間という急性期に来院したクモ膜下出血患者の管理の難しさを痛感している.今回来院後早期に再破裂した症例について,その特徴を明らかにし,早期再破裂の予防方法についても検討したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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