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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科22巻2号

1994年02月発行

文献概要

症例

脳内結核腫の1例—臨床症状とMRIの特徴について

著者: 榊原陽太郎1 田口芳雄1 関野宏明1 塚本浩2 小澤智子3 田所衛3

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学第2外科脳神経外科診療科 2聖マリアンナ医科大学放射線科 3聖マリアンナ医科大学病理

ページ範囲:P.161 - P.164

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I.はじめに
 抗結核剤の発達と予防衛生の改善は,本邦における結核罹患率を著しく低下させ9),同時に脳内結核腫もまれな疾患となっている.
 われわれは,結核の既往が不明で5カ月前に発症した進行性の片麻痺を主訴に来院し,転移性脳腫瘍の診断のもとに開頭術を施行したところ脳内結核腫であった1例を経験した.脳内結核腫のMRIについての報告は未だ少なく,術前得られたMR画像を中心に本例を呈示し,その画像所見,および臨床症状の特徴について若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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