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文献概要
症例
10年以上の長期追跡し得たGiant Serpentine Aneurysmの1例
著者: 吉村紳一12 西村康明1 安藤隆1 坂井昇1 山田弘1
所属機関: 1岐阜大学脳神経外科 2国立循環器病センター脳神経外科
ページ範囲:P.179 - P.183
文献購入ページに移動いわゆるGiant Serpentine Aneurysm(GSA)は神経放射線学的または病理学的に,部分的な血栓化と,その中に曲がりくねったvascular channelをる巨大動脈瘤とされている.
今回,われわれはくも膜下出血にて発症した内頸動脈から中大脳動脈に及ぶGSAに対し,浅側頸動脈—中大脳動脈吻合術と内頸動脈結紮術を行い,その後約10年間の追跡期間中に形態変化を認めたので,若干の文献的考察を加え報告する.
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