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研究
積極的外科治療を行った成人大脳半球悪性神経膠腫死亡例の臨床的検討
著者: 高村幸夫12 伊林至洋1 森本繁文1 田辺純嘉1 端和夫1
所属機関: 1札幌医科大学脳神経外科 2市立釧路総合病院脳神経外科
ページ範囲:P.207 - P.213
文献購入ページに移動悪性神経膠腫の治療成績は,手術,放射線療法,抗癌剤による化学療法の併用や,免疫療法の開発などにより向上し,患者の延命が得られているとはいえ,いまだ満足の行くものではない.当施設では,初回手術時の広範囲で徹底的な腫瘍摘出と,再発腫瘍に対しては,たとえ複数回であれ可能な限りの摘出術を行う方針を中心とし,同調化学放射線療法や免疫療法など補助療法を付加した集学的治療を行ってきた.
本報告ではこのような積極的,集学的治療を行った悪性神経膠腫症例の死因を分析することにより,現状での治療上の問題点と,今後の治療の方向性に対し考察を加えた.
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