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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科22巻3号

1994年03月発行

文献概要

症例

鞍上部硬膜内脊索腫の1例

著者: 鰐渕昌彦13 上出廷治1 石黒雅敬1 帯刀光史1 黒川泰任1 吉田豊2

所属機関: 1市立釧路総合病院脳神経外科 2市立釧路総合病院病理 3札幌医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.269 - P.272

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I.はじめに
 脊索腫は胎生期の脊索遺残組織から発生する腫瘍で,仙尾部および斜台部に好発する.腫瘍は骨破壊を伴って,硬膜外に主座をおき,硬膜内へ浸潤することはあるが,硬膜内に原発することは極めて稀である.鞍上部に発生し,頭蓋咽頭腫と鑑別が困難であった硬膜内脊索腫を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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