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研究
伏在静脈を用いた頭蓋内外バイパス術の経験—手術手技の工夫について
著者: 長澤史朗1 川西昌浩1 近藤進1 梶本佐知子1 永野雄三1 三宅裕治1 太田富雄1
所属機関: 1大阪医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.433 - P.438
文献購入ページに移動vein graftを用いた頭蓋内外バイパス術は,術直後から大量のバイパス血流が得られるため閉塞性脳血管障害症例のみならず,治療的脳動脈閉塞術にともなう脳虚血防止の目的で施行されており,また頭蓋底手術にも応用されている3,5-8,13,14,17-19).
しかし大きな血行動態変化や術後合併症を伴う場合があるため,手術適応となる症例は必ずしも多くはなく,したがってまとまった手術報告は少ない4,5,17,18.
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