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症例
著明なGranulomatous Pachymeningitisを呈したアスペルギルス症の1例
著者: 飯田淳一1 竹村潔1 牧田泰正2
所属機関: 1医真会八尾病院脳神経外科 2大和脳神経外科病院脳神経外科
ページ範囲:P.491 - P.494
文献購入ページに移動中枢神経系のアスペルギルス症は従来稀な疾患と考えられてきたが,近年抗生物質,抗癌剤,副腎皮質ステロイド等の使用頻度が増加するにともない,その報告が増加し臨床的意義が大きくなりつつある.しかしながら本症の臨床像は多彩であるためその診断は容易ではない.今回われわれは,著明なgranulomatous pachymenin—gitisの臨床像を呈したアスペルギルス症の1例を経験する機会を得たので若干の文献的考察を加え報告する.
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