icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科22巻7号

1994年07月発行

文献概要

症例

Bromocriptineにて治療中,脳室内出血を生じた下垂体腺腫の1例

著者: 遠藤賢1 若井晋1 伊能睿1 永井政勝1

所属機関: 1獨協医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.661 - P.664

文献購入ページに移動
I.はじめに
 下垂体卒中では,出血が腫瘍外へ及んだ場合クモ膜下出血の型をとるものが多く6,18),脳室内へ穿破するものは極めて稀とされている4,7,9,11,13).われわれは,Bro—mocriptine内服治療中のプロラクチン産生腫瘍からの出血が第三脳室へ穿破した1症例を経験したので,下垂体卒中発症前後のMRIより,下垂体卒中の発症機序と脳室内へ穿破した要因を文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?