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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科22巻7号

1994年07月発行

文献概要

症例

Venous Angiomaと他の脳血管奇形との合併症例

著者: 田中柳水1 宮坂佳男1 矢田賢三1 柳下三郎2

所属機関: 1北里大学脳神経外科 2神奈川県総合リハビリテーションセンター病理

ページ範囲:P.665 - P.669

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I.はじめに
 脳血管奇形(cerebrovascular malformation:CVM)は,組織学的に,arteriovenous malformation(AVM),cavernous angioma, venous angiomaおよびcapillary telangiectasiaの4型に分類されてきた10).しかし,これらの4型のいずれに分.類すべきか困難であったり,同一症例で2つ以上のCVMが隣接して認められたとする報告が散見される1,6-8,11,13).われわれはいわゆるve—nous angiomaと他のCVMの存在が確認された3症例を報告し,同一症例において,venous angiomaと他のCVMが併存する意義および,このような症例の治療法について考察する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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