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症例
Brachytherapyが有用であった松果体部Germinomaの1例
著者: 東久登1 松本健五1 芦立久1 富田享1 古田知久1 大本堯史1
所属機関: 1岡山大学脳神経外科
ページ範囲:P.683 - P.687
文献購入ページに移動一般にgerminomaは放射線感受性が高いことから,全脳あるいは局所照射に加えて症例により全脊髄照射が施行され,この放射線療法のみでも高い奏効率が報告されている20).しかし長期生存例の増加とともに,放射線照射による晩期障害が問題となっており2,19,21,24),その診断と治療については特に患者のuseful lifeの向上という観点から,種々の検討が行われつつある.今回われわれはMRI誘導定位脳手術装置を用い,生検術による組織診断確定の後に放射線組織内照射(brachytherapy)を施行し,良好な結果を得たgerminomaの1例を経験したので,その診断,治療を中心に若干の文献的考察を加え報告する.
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