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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科22巻8号

1994年08月発行

文献概要

研究

MEG-MRI統合システムによる中心溝同定

著者: 川村強1 中里信和1 関薫1 清水宏明1 藤原悟1 吉本高志2

所属機関: 1広南病院脳神経外科 2東北大学脳神経外科

ページ範囲:P.737 - P.741

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I.はじめに
 体性感覚誘発電位somatosensory evoked potential(SEP)における短潜時成分は一次知覚野に信号源を有するとされ1,8),開頭術の際には脳表記録により中心溝の同定に利用されている2,6).最近,脳磁図magnetoence—phalography(MEG)により頭蓋外測定で非侵襲的に中心溝を同定する試みがなされるようになった4,10))が,従来の方法ではチャンネル数が少ないため測定に時間を要した.今回われわれは,ヘルメット型脳磁計を用い,体性感覚誘発反応の頭皮上全体の磁界分布を同時計測して信号源推定を行い,これをMR画像上に表示するシステムを開発したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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