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症例
多発性脳動静脈奇形—症例報告
著者: 姉川繁敬1 林隆士1 鳥越隆一郎1 原田克彦1 栄俊雅1
所属機関: 1聖マリア病院脳神経センター脳神経外科
ページ範囲:P.761 - P.767
文献購入ページに移動脳動静脈奇形(AVM)が,頭蓋内に複数存在することは稀であるとされており,症例報告が主であった.一方,大きなseriesにおける出現頻度は画像診断の進歩により次第に多くなってきつつある11,22,24).われわれが最近経験した症例においては,plexiform typeとarte—rio-venous fistula(AVF)の2つの形をとるAVMを脳内4ヵ所に認め,各々の間には介在する脳組織を認めた.この症例に対してstaged operationを施行して,完治せしめたので,若干の文献的考察とともにその臨床経過を報告する.
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