icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科22巻8号

1994年08月発行

文献概要

症例

側頭葉内巨大類上皮腫の1例—特に実質内発生に関して

著者: 小林英一12 芹沢徹1 三橋広光1

所属機関: 1公立長生病院脳神経外科 2千葉県救急医療センター脳神経外科

ページ範囲:P.769 - P.773

文献購入ページに移動
I.はじめに
 類上皮腫の発生部位については,既に数々の報告があるが,その一つとして大脳半球実質内も挙げられている.一般に類上皮腫は炎症作用が強く,周囲組織を溶解,破壊しながら増大することがあり,巨大化したものでは最初の原発巣の特定が困難なことも少なくない.今回われわれの経験した症例も側頭葉内に主座をおくものであったが,同時に小脳橋角部にも交通しており,大脳半球実質内発生に関して一つの示唆を与えたので,若干の文献的考察を交え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?