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症例
特異な画像所見を呈した松果体部奇形腫の1例
著者: 中島進1 増岡淳1 辻武寿1 田淵和雄1
所属機関: 1佐賀医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.781 - P.784
文献購入ページに移動頭蓋内奇形腫のMRI所見は,脂肪,骨等の混在により一般に不均一な信号を呈すると言われている2,11).しかし,今回われわれが経験した症例は,当初嚢胞性病変で発症したため,四丘体部のクモ膜嚢胞と診断され,嚢胞開放術が施行された.その後2年7カ月の経過で,奇形腫と判明し,再手術を行った.特に本症例の神経放射線学特徴について,文献的考察を加え報告する.
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