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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科22巻8号

1994年08月発行

文献概要

症例

Radiosurgery後に腫瘍出血を生じた転移性脳腫瘍の1例

著者: 本崎孝彦1 伴貞彦2 山本豊城2 浜崎昌丈3

所属機関: 1西宮市立中央病院脳神経外科 2神戸市立中央市民病院脳神経外科 3新須磨病院脳神経外科

ページ範囲:P.789 - P.793

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I.はじめに
 最近,わが国においても脳腫瘍や脳動静脈奇形に対してradiosurgeryが数多く実施されている.脳腫瘍に対しては当初は主に良性腫瘍が治療の対象となっていたが,転移性脳腫瘍に対しての報告2-7)もしだいに増加し,その治療効果も認められつつある.
 しかし,radiosurgeryの合併症については,治療後の脳浮腫の増強による神経症状の増悪や遅発性の放射線壊死による新たな神経症状の出現等が報告2,3)されているが,radiosurgeryに関連した腫瘍出血の報告は見当たらない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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