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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科22巻9号

1994年09月発行

文献概要

症例

脳内出血で発症した特発性上矢状洞部硬膜動静脈瘻の1例

著者: 橋本宏之1 米澤泰司1 榊寿右2

所属機関: 1岡波総合病院脳神経外科 2奈良県立医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.871 - P.875

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I.はじめに
 硬膜動静脈瘻(奇形)は全頭蓋内動静脈奇形の約10%に発生するといわれ3),一般的にはテント下に多くテント上では大部分が海綿静脈洞部に発生する15,16).上矢状洞部に発生することはきわめて少なく流入動脈は両側性であることがほとんどである12,14).今回,われわれは脳内出血で発症した片側性上矢状静脈洞部の動静脈瘻を経験したので発生病態や臨床像を文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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