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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科23巻1号

1995年01月発行

文献概要

症例

大脳縦裂を含む多発性硬膜下膿瘍の神経放射線学的検討—特にMRIの有用性について

著者: 高村幸夫1 上出廷治1 五十嵐幸治1 帯刀光史1

所属機関: 1市立釧路総合病院脳神経外科

ページ範囲:P.61 - P.64

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I.はじめに
 硬膜下膿瘍の神経放射線学的診断は従来よりCTを中心として多数の報告があり1,3,4,6,7,14),最近ではMRIが病変の鑑別診断や,病変の正確な局在など,より多くの情報が得られ,有用であることが指摘されている11-13).しかし大脳半球間裂を含む多発性膿瘍に関するMRIの報告は少ない.
 著者らは最近,大脳半球間裂膿瘍と大脳半球円蓋部に膿瘍を形成した多発性膿瘍2例を経験した.CT所見とMRI所見との対比,Gd造影T1強調像による検討について,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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