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文献概要
症例
Transtentorial Hiatus ApproachによるCT誘導下定位的膿瘍吸引ドレナージ術が奏効した小脳膿瘍の1例
著者: 松岡隆13 山田謙慈1 松田保宏1 上手康嗣1 魚住徹2
所属機関: 1国立療養所広島病院脳神経外科 2広島大学脳神経外科 3松江赤十字病院脳神経外科
ページ範囲:P.69 - P.72
文献購入ページに移動脳膿瘍に対する手術法としては,開頭による被膜外全摘出術または穿刺排膿術が一般的である.いずれの術式を選択するかは患者の全身状態,病期によって異なるが,近年ではCT誘導下定位的手術法の利用により正確な穿刺が可能となり,一般的にはまず穿刺排膿術が選択される5,6,11).しかし,小脳膿瘍に対しての報告は未だに多くない2,17).
今回われわれは気管支拡張症に合併した小脳虫部高位に位置する膿瘍に対しTranstentorial hiatus approachによるCT誘導下定位的膿瘍吸引ドレナージ術を施行し良好な経過を得たので,若干の文献的考察を加え報告する.
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