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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科23巻1号

1995年01月発行

文献概要

症例

脳内出血で発症し急激な転帰をとった髄膜腫の1例

著者: 吉岡宏幸12 鮄川哲二1 加藤幸雄1 徳田佳生1 大林直彦1 渋川正顕1

所属機関: 1島根県立中央病院脳神経外科 2マツダ病院脳神経外科

ページ範囲:P.79 - P.84

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I.はじめに
 脳腫瘍は,一般に徐々に進行する神経脱落症状で発症し,脳卒中発作で発症することは稀である.また,脳腫瘍からの出血は転移性脳腫瘍や神経膠芽腫などの悪性脳腫瘍や下垂体腺腫ではしばしば経験されるが50),良性腫瘍である髄膜腫からの出血は比較的少ない8,9,18)
 今回われわれは,脳内出血で発症し,急激な転帰をとって予後不良となった円蓋部髄膜腫の1症例を経験したので文験的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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