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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科23巻11号

1995年11月発行

文献概要

症例

Persistent primitive trigeminal arteryに合併した脳動脈瘤の新生

著者: 石黒雅敬1 中川俊男1 山村明範1 松野太1 米増保之1

所属機関: 1新さっぽろ脳神経外科病院

ページ範囲:P.1017 - P.1020

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I.はじめに
 Persistent trigeminal artery(以下PTA)は遺残血管の中でも最も頻度が高く,脳動脈瘤や脳動静脈奇形の合併が報告されている.脳動脈瘤の新生を早期に認識することは,クモ膜下出血を扱う脳神経外科医にとって,一つの理想である.しかし,脳動脈瘤がいつ新生されるかは不明であり,現在までPTAを追跡し,脳動脈瘤の新生を確認したという報告はない.著者らは6年前の脳血管撮影でPTAを指摘され,今回新たに未破裂脳動脈瘤を見いだし,クリッピングを行った症例を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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