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研究
Acoustic neurinomas with large cystic components—3例の臨床的,病理学的検討
著者: 浅野研一郎1 蛯名国彦1 関谷徹治1 鈴木重晴1
所属機関: 1弘前大学脳神経外科
ページ範囲:P.1075 - P.1082
文献購入ページに移動聴神経鞘腫が嚢胞を形成することは稀ではない.Kendall9)の報告では9.6%であり,Turgut25)によれば11.3%,Wallance26)は13%,Rabbins23)は20.5%と報告している.しかし,大部分が嚢胞で構成される聴神経鞘腫はYamada27)によると,わずか1.7%にすぎない.今回われわれの経験した大部分が嚢胞で構成された聴神経鞘腫3例に関して,その嚢胞形成機序,臨床症状および病理学的所見について検討を行ったところ若干の知見が得られたので,文献的考察を加え報告する.
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