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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科23巻12号

1995年12月発行

文献概要

症例

Gamma knife療法にて治癒した多発性脳動静脈奇形の1例

著者: 矢原快太1 鮄川哲二1 徳田佳生1 武智昭彦1 渋川正顕1 井口太1 平井達夫2

所属機関: 1島根県立中央病院脳神経外科 2藤枝平成記念病院ガンマユニットセンター脳神経外科

ページ範囲:P.1121 - P.1125

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I.はじめに
 多発性脳動静脈奇形(multipre cerebral arteriovenous malformations,以下,多発性AVM)は稀な疾患1-17,19,21-26)であり,単発性のAVMと同様に,直達手術1,3-7,9,11-17,19,25,26),塞栓術2,8),gamma knife治療3),あるいはこれらの組み合わせ3,8,10),などにより治療されているが,それらの適応にははっきりと確立されたものはない.われわれは,全身痙攣を主訴とした多発性AVMの女性に,gamma knife治療を行い,2年で治癒した症例を経験した.多発性AVMの治療法について,文献的に考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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