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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科23巻2号

1995年02月発行

文献概要

症例

放射線照射後20年を経て発生した脳幹部神経膠腫の1例

著者: 冨田博之13 野垣秀和1 柴田裕次1 玉木紀彦2

所属機関: 1公立豊岡病院脳神経外科 2神戸大学脳神経外科 3大井病院

ページ範囲:P.151 - P.155

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Ι.はじめに
 頭部放射線照射により発生する放射線誘発脳腫瘍の多くは頭皮疾患に対する低線量照射後に発症することが多い.しかし,近年原発性脳腫瘍に対する高線量照射後に発生してくる脳腫瘍の報告がみられるようになってきた.
 組織型としては髄膜腫,肉腫が多く,神経膠腫は比較的少い.しかもテント上に発生する場合が殆んどで,脳幹部に限局した放射線誘発脳腫瘍の報告は極めて稀である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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