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症例
放射線照射後20年を経て発生した脳幹部神経膠腫の1例
著者: 冨田博之13 野垣秀和1 柴田裕次1 玉木紀彦2
所属機関: 1公立豊岡病院脳神経外科 2神戸大学脳神経外科 3大井病院
ページ範囲:P.151 - P.155
文献購入ページに移動頭部放射線照射により発生する放射線誘発脳腫瘍の多くは頭皮疾患に対する低線量照射後に発症することが多い.しかし,近年原発性脳腫瘍に対する高線量照射後に発生してくる脳腫瘍の報告がみられるようになってきた.
組織型としては髄膜腫,肉腫が多く,神経膠腫は比較的少い.しかもテント上に発生する場合が殆んどで,脳幹部に限局した放射線誘発脳腫瘍の報告は極めて稀である.
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