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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科23巻2号

1995年02月発行

文献概要

症例

眼窩尖端症候群を来した眼窩内静脈瘤

著者: 姉川繁敬1 林隆士1 鳥越隆一郎1 原田克彦1 栄俊雅1

所属機関: 1聖マリア病院脳神経センター脳神経外科

ページ範囲:P.175 - P.179

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Ι.はじめに
 眼窩内静脈瘤(orbital varix)は間歇性の眼球突出を特徴的臨床症状としてくる先天性の静脈のpouchであるとされている4).一方,眼窩尖端症候群は一側の動眼,滑車,外転ならびに三叉神経第1枝の症状に視神経障害を伴うものであり,進行性の黒内障と視神経萎縮を来す2).今回われわれは右眼窩尖端症候群を有した症例において,CT scanで眼窩先端部にmassを認め,手術によりorbital varixが発見され,術後より症状の著しい改善を認めた1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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