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症例
硬膜静脈洞血栓症—血管内手術による血栓溶解療法の1例
著者: 高見俊宏13 鈴木俊久1 得能永夫1 江頭誠1 露口尚弘1 小宮山雅樹2 白馬明3
所属機関: 1多根総合病院脳神経外科 2大阪市立総合医療センター脳神経外科 3大阪市立大学脳神経外科
ページ範囲:P.321 - P.325
文献購入ページに移動硬膜静脈洞血栓症は比較的稀な疾患であり,症状も多彩であることからその診断は困難であるとされている.治療についてはcontroversialであるが,最近では局所の血栓溶解療法を用いて良好な成績を得た報告4,8,10)も見られている.
今回,われわれは右横静脈洞・S状静脈洞から静脈洞交会さらに直静脈洞にかけての硬膜静脈洞血栓症を経験し,血管内手術でウロキナーゼの局所注入療法を施行し,術後抗凝固療法を併用して良好な結果を得たので,若干の文献的考察を加え報告する.
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