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症例
PET activation studyによる言語機能のfunctional mappingが有用であった脳動静脈奇形の1例
著者: 北条雅人15 宮本享1 中原一郎1 菊池晴彦1 石川正恒1 滝和郎1 永田泉1 山本一夫1 米倉義晴2 西澤貞彦3 大東祥孝4
所属機関: 1京都大学脳神経外科 2京都大学脳病態生理 3京都大学核医学科 4京都大学留学生センター・大学院人間環境学研究科 5大阪赤十字病院脳神経外科
ページ範囲:P.537 - P.541
文献購入ページに移動大脳動静脈奇形(arteriovenous malformation(AVM))の外科的治療では,高次脳機能をいかに温存するかが大きな問題となる.われわれの経験では,右半球AVMの症例の場合,非右利き傾向が強く,また大脳半球のunusual dominancyを示すことが少なからず認められる3).今回,われわれは,verbal activationによるpositron emission tomography(PET)とmagnetic resonance imaging(MRI)のsynchronized studyにて興味ある結果が得られたので,症例報告を中心に紹介する.
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