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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科23巻7号

1995年07月発行

文献概要

研究

神経膠腫におけるN-ras癌遺伝子の点突然変異の頻度について

著者: 鶴嶋英夫12 大野忠夫2 坪井康次23 吉井與志彦3 目黒琴生1 能勢忠男3

所属機関: 1筑波メディカルセンター病院脳神経外科 2理化学研究所細胞開発銀行 3筑波大学脳神経外科

ページ範囲:P.581 - P.586

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I.はじめに
 ras遺伝子群は,H-ras,K-ras,N-rasの3種類の遺伝子からなり3),アミノ酸配列の類似した21kdの膜蛋白質(P21)をコードしている10).近年これらの膜蛋白質(P21)は細胞内情報伝達機構の一部として機能しており6,12,14),その突然変異が細胞のtransformingに関与していることが11)判明してきた.今回われわれは神経膠腫細胞のgenomic DNAを抽出し,N-ras遺伝子の点突然変異の有無をcodon 12の第1,第2塩基およびcodon61の第1,第2塩基に関して調べたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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