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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科23巻7号

1995年07月発行

文献概要

研究

頭蓋顔面外科領域におけるTM HAKEN Plateの応用

著者: 大西清1 丸山優1 澤泉雅之1 矢高森人1 清木義勝2 柴田家門2

所属機関: 1東邦大学形成外科 2東邦大学脳神経外科

ページ範囲:P.595 - P.598

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I.はじめに
 頭蓋顔面外科領域におけるミニ・マイクロプレートの利用は,強固な固定と確実な骨形態の再構築を主目的とし,優れた固定材料として,現在広く臨床に用いられている.しかしこれら使用にあたっては,単に大きさや固定力ばかりでなく,操作性,生体親和性,偽害作用などを考慮したプレートの選択が必須となる.
 われわれはこれら観点から,チタンおよびチタン合金からなるミニ・マイクロプレートを開発し臨床に用いてきた.そしてさらに,固定手技の簡略化,手術時間の短縮をはかる目的で,プレート端に鋭鉤のついたTM HAKEN plateを考案し臨床に応用,満足すべき成績を得ている.本プレートの概要に,頭蓋顔面外科領域への応用例を供覧し報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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