文献詳細
文献概要
研究
ガンマナイフ手術により治療された成人と小児の脳動静脈奇形の比較
著者: 田中孝幸1 小林達也1 木田義久1 雄山博文1 丹羽政宏1
所属機関: 1小牧市民病院脳神経外科
ページ範囲:P.773 - P.777
文献購入ページに移動Steinerら15)が,1972年に初めてガンマナイフ手術により脳動静脈奇形(AVM)を治療して以来,20年以上が経過し,これまでに多くの治療成績が報告されてきた1,9,11,13,16,17).
われわれは,1991年5月より1994年9月までに290例のAVMをガンマナイフ手術により治療し,この中1年間以上の経過で脳血管撮影にて追跡調査されたのは99例であった.これらの症例を成人(16歳以上)と小児に分けて,脳動静脈奇形の特徴,ガンマナイフ手術後のAVMの閉塞率,副作用等について検討したので報告する.
掲載誌情報