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症例
頸椎黄色靱帯石灰化症の1例
著者: 原口浩一1 八巻稔明1 黒川泰任1 大滝雅文1 伊林至洋1 上出廷治1 田邊純嘉1 端和夫1
所属機関: 1札幌医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.69 - P.73
文献購入ページに移動頸椎黄色靱帯石灰化症は,脊柱管狭窄をきたして脊髄圧迫症状を呈し得る疾患であり,1976年に南光ら23)により初めて報告されて以来報告例が増加している.しかし,ときに黄色靱帯骨化症と混同され,病因もいまだ解明されてはいない.われわれは,短期間に進行性の脊髄症状を呈した頸椎黄色靱帯石灰化症の1例を経験した.過去の報告例と併せ,両者の相違点を中心に考察して報告する.
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