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報告記
「第2回世界頭蓋底学会」印象記
著者: 端和夫1
所属機関: 1札幌医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.966 - P.967
文献購入ページに移動 6月29日から7月4日まで米国サンディエゴ市で行われた第2回世界頭蓋底学会に参加した.これは4年前にMadjid Samii会長のもとでハノーバーで行われた第1回の会議に続くもので,今回は耳鼻科医であるHouse Ear InstituteのDerald Brackmann会長のもとで行われ第7回北米頭蓋底学会も兼ねているという.サンディエゴへは始めて来たが,カリフォルニアの南端の海辺で,年中,快適な気温で毎日雲一つない日本晴れが続く.しかし緑も多く,夜は涼しいという大変結構なところである(写真1).
参加者は全体で約500人程度に見えたが,日本を含めて,インド,韓国,台湾などアジアの国からの参加者は多くはなかった.ヨーロッパからも多いとは見えず,実際は北米学会で,世界学会がそれにくっ付いているという印象である.米国人の中には,何度も会があり過ぎるとこぼしている人もいて,4年に一回の世界学会という認識はあまりないらしい.会議の内容も圧倒的に米国が主導である.多少いまいましい感じもするが,米国の頭蓋底外科の層の厚さを考えると仕方がないことであろう.
参加者は全体で約500人程度に見えたが,日本を含めて,インド,韓国,台湾などアジアの国からの参加者は多くはなかった.ヨーロッパからも多いとは見えず,実際は北米学会で,世界学会がそれにくっ付いているという印象である.米国人の中には,何度も会があり過ぎるとこぼしている人もいて,4年に一回の世界学会という認識はあまりないらしい.会議の内容も圧倒的に米国が主導である.多少いまいましい感じもするが,米国の頭蓋底外科の層の厚さを考えると仕方がないことであろう.
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