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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科24巻10号

1996年10月発行

文献概要

読者からの手紙

伏在静脈バイパス術:グラフト側枝利用によるモニタリングの限界について

著者: 長澤史朗1 川西昌浩1 太田富雄1

所属機関: 1大阪医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.968 - P.968

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 私たちは伏在静脈を用いた頭蓋内外バイパス術時に,太い静脈分枝をグラフトに残し,この側枝を利用して吻合後に管腔内に残存した空気や血栓の除去,また流出する血流の速さや内圧測定からバイパス機能を判定する右用性を本誌で発表しました1).今回このようにして術中にグラフト開存性が良好と判断した症例で,術直後に塞栓症が発見されて失った症例を経験しました.既に発表した内容の中に,術中判断に関連して留意すべき重要な点があったため,本誌にletterをしたためました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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