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雑誌目次

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科24巻11号

1996年11月発行

雑誌目次

アジアに目を向けて

著者: 神野哲夫

ページ範囲:P.975 - P.976

 脳神経外科領域でも国際学術交流は益々盛んである.しかし日本の脳外科医の目の多くは西欧(アメリカ,ヨーロッパ)に向けられてきたし,現在でもそうであろう.一方,世の中ではアジアとの交流(政治,経済,文化)の発展が唱えられて久しい.勿論,脳外科領域でも決して少くはないであろう.
 平成8年度の専門医認定医試験の時,脳外科学会のあり方委員会(拡大)なるものが開催され,私も末席にて諸家の御意見を聞く機会を得た.その時外国人留学生(研修生)の専門医試験受験の事が話題になり,種々検討された.日本語での問題提出は,かれらにとって言語の関門を越えねばならぬし,不利であることは明白である.そのために専門医認定委員会の委員長,副委員長が大変御苦労されて,問題の一部は英文にされている.たとえ一部の英訳でも問題漏れの危険性を完全に予防して行う作業は大変な御苦労であったと察せられる.このような御努力にも関わらず,平成8年度のかれらの成績はあまり振るわなかったようである.また,受験資格の面でも日本人向けの資格と同等にすると,かれら,特にアジアから来ている研修生にはそれをクリアすることはかなり困難であり,また長期滞在は文部省の規定にもそぐわないことが出てくるし,この面でもかれらには不利である.種々検討され,どうやら将来は問題を全文英訳し,受験資格も出来るだけ便宜を図る,しかし試験問題のスタンダードは当然のことながら,日本人受験者と同等にするなどという点で合意されつつあるように拝聴した.

連載 Functional Mappingの臨床応用—現状と展望・9

双極子追跡法による脳機能マッピング

著者: 林央周 ,   池田宏明 ,   高久晃 ,   西条寿夫 ,   小野武年

ページ範囲:P.977 - P.980

I.はじめに
 双極子追跡法(dipole tracing,DT)法は,感覚刺激に伴って発生する誘発電位の頭皮上電位分布から脳内電流発生源(双極子)の位置を推定する方法である7,8).われわれはこの方法を用いて脳機能マッピングを行い,主として脳腫瘍等の脳内占拠性病変の手術シミュレーションおよび手術ナビゲーションに利用している4).本稿では,DT法による脳機能マッピングの方法について概説し,さらに脳神経外科手術への貢献について述べる.

解剖を中心とした脳神経手術手技

解剖を中心とした脳神経手術手技:Tectal AVMの手術

著者: 菊池晴彦 ,   宮本享 ,   永田泉

ページ範囲:P.981 - P.986

I.はじめに
 Tectal arteriovenous malformation(AVM)はposte—rior tentorial incisural spaceに位置する病変であるがその病変の局在・潅流様式とりわけprecentral cerebellar veinを中心とした小脳上面(tentorial surface)正中部の静脈がAVMのdraining systemとしてどれほど関与しているかによって微妙に手術アプローチが異なる.本稿では同部位のAVMをpineal AVM,tectal AVMおよびそのcaudal extensionすなわち第四脳室上髄帆にまでのびた場合に分けて考察し各々にとって大切な外科解剖の要点と手術法について述べる.

研究

Unilateral fetal mesencephalic grafting in two patients with Parkinson's disease:short-term result after transplantation

著者: ,   ,   ,   ,   ,  

ページ範囲:P.987 - P.993

 Fundamental pathological and neuro—chemical changes in Parkinson's disease are loss of midbrain dopamine neurons that innervate the cau—date and putamen.In an effort to replenish the stria—tal dopaminergic innervation, fetal mesencephalic tissue containing dopamine cells was implanted into the unilateral putamen in two patients with severe Parkinson's disease.
 The tissue was obtained from three fetuses with gestational ages of 7 to 9 weeks.The cell suspen—sion was stereotactically injected into the unilateral putamen using 5 needle trajectories.Postoperative immune suppression was not performed.
 Clinical improvement appeared after 2 months. Both patients showed improvement according to the Activities of Daily Living Scale during the off and practically-defined off state 9 and 14 months after surgery. The motor scores of the Unified Parkin-son's Disease Rating Scale improved during the off and practically-defined off state 9 and 14 months af-ter surgery. Dyskinesia and off state were shorter and less severe than before the transplantation. Although the long-term effects need to be ascer-tained, our short-term observation in these two pa-tients with unilateral transplantation is encouraging and justifies further research trials in selected pa-tients.

Three-dimensional CT angiography(3D-CTA)を用いた頸部内頸動脈狭窄性病変の評価と血行再建術

著者: 大滝雅文 ,   田邊純嘉 ,   上出廷治 ,   端和夫

ページ範囲:P.995 - P.1002

I.はじめに
 症候性あるいは無症候性の頸部内頸動脈高度狭窄症に対する頸動脈内膜剥離術(CEA)の効果については,最近欧米で相次いで行われたrandomized studyの結果,内科的治療と比較し有意にその後の脳虚血発作を減少させることが明かとなった5,10,17).そして脳循環障害をきたす70%以上の高度狭窄例ではCEAが最良の治療法であることは,すでに多くの施設でコンセンサスが得られている.本邦においても食生活の洋風化や高齢化にともなって,頸部内頸動脈の狭窄性病変は増加しつつあるといわれ,非侵襲的な診断機器の発展を背景とした脳ドックの普及により,今後無症候性病変を含めCEAの適応となる症例が増えるものと予想される.
 われわれは脳動脈瘤や閉塞性脳血管障害の診断にスパイラルCT装置を用いたthree-dimensional CT angio—graphy(3D-CTA)を応用してきたが13,14),頸部内頸動脈の狭窄性病変についても,従来の脳血管撮影と比較し,かなり診断精度の高い画像が得られることを確認してきた15).本報告では,3D-CTAと脳血管撮影を対比し,3D-CTAの頸部頸動脈病変に対する1次スクリーニング検査への可能性について検討するとともに,高度狭窄性病変に対する手術プランニングや術後経過の観察方法として,3D-CTAの有用性について評価を加えた.

転移性脳腫瘍に対する直線加速器による定位的放射線照射

著者: 加藤功 ,   白土博樹 ,   鈴木恵士郎 ,   高邑明夫 ,   富田雅義 ,   西岡健 ,   井須豊彦 ,   宮町敬吉 ,   澤村豊 ,   宮坂和男 ,   阿部弘

ページ範囲:P.1003 - P.1009

I.はじめに
 近年,脳内小病変に対する新しい治療方法として,定位的放射線照射(stereotactic irradiation,STI)が注目されている.この方法には定位的一回照射法のいわゆるradiosurgery(SRS)と,定位的分割照射法(fractionated stereotactic radiotherapy,FSR)があり,ガンマナイフによるSRSの治療効果は確立されている.今回,転移性脳腫瘍に対して,リニアックX線を用いたSRSあるいはFSRによる治療効果をまとめ,その有効性について報告する.

症例

Subtemporal approachでは到達できなかった後大脳動脈遠位部(P3 portion)動脈瘤の1例

著者: 西村俊彦 ,   福岡正晃 ,   小野雄弘

ページ範囲:P.1011 - P.1014

I.はじめに
 後大動脈(posterior cerebral artery,以下PCAと略す)のP3 portionに動脈瘤の発生する頻度は脳動脈瘤全体の0.3%であり,椎骨脳底動脈系の動脈瘤のうちでも3.1%と比較的まれな動脈瘤である17).この部の動脈瘤に対する手術到達法についてはこれまで十分には検討されていない.今回,くも膜下出血(SAH)にて発症し,subtemporal approachでは到達できなかった後大脳動脈P3 portion動脈瘤の1例を経験した.残念ながらCushing潰瘍からと思われる多量の消化管出血を術後にきたし,他のアプローチによる再手術の機会は与えられなかったが,今回のわれわれの経験は今後このまれな脳動脈瘤を治療する機会に遭遇する脳神経外科医にとって貴重な資料になると考え,同部位への手術到達法に関する文献的知見および考察を加えて報告する.

Intraosseous meningiomaの1例:文献的考察とそのMRI診断

著者: 小林伸行 ,   益子敏弘 ,   野中徹郎 ,   篠田宗次 ,   増沢紀男

ページ範囲:P.1015 - P.1019

I.はじめに
 頭蓋骨内髄膜腫とはその発生部位あるいは主な腫瘍増殖部位が頭蓋骨内であるものを言い,1932年Atpers1)以降散発的な文献上の報告をみる.われわれの渉猟した限りわずか36例であった.術前のMRIが診断上有効であったと思われる頭蓋骨内髄膜腫の1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.

Ecchordosis physaliphoraの1手術例

著者: 秋元治朗 ,   竹田広毅 ,   橋本孝朗 ,   原岡襄 ,   伊東洋

ページ範囲:P.1021 - P.1025

I.はじめに
 剖検例の約2%において橋前面に数mmから2cm程のゼラチン様腫瘤が見い出されることが知られている5,7,8,10,14).Virchowら14)はその組織像から胎生期脊索遺残組織の硬膜内迷入とし,ecchordosis physaliphora(以下EPと略す)と命名した.従来はEPが症侯性となることは極めて稀であり,また,腫瘍性性格も有さないとされてきたが,近年,症侯性のEP例4,7,14)や,EPが硬膜内脊索腫の発生母地である等の報告5)が散見され,EPが単なる遺残物であるとの考えに疑問を呈するものである.著者らは斜台部EPの1手術例を経験したので報告する.

中大脳動脈塞栓症に対するtransluminal angioplasty:硬い塞栓の血行再開に有用であった1例

著者: 渡辺美喜雄 ,   須賀俊博 ,   吉岡邦浩 ,   土肥守 ,   千葉明善 ,   小川彰

ページ範囲:P.1027 - P.1032

I.はじめに
 最近,超選択的に頭蓋内血管まで挿入できる2-3 Frのmicrocatheterの普及やtissue plasminogen activator(以下t-PAと略す)の使用が可能となり,脳塞栓症に対するlocal fibrinolysisが盛んに行われるようになり,比較的良好な結果が得られるようになってきた12,14).しかし,再開通率は約60%前後とされており,再開通を得られなかった例では,依然として予後不良である.
 今回われわれは,重症虚血が推定された左中大脳動脈塞栓症の例に対して,t-PAを動注し再開通が得られなかったため,引き続き,micro-angioplastic balloonによるpercutaneous transluminal angioplasty(以下PTAと略す)を行った.塞栓は硬く,その圧砕に高いballoonの拡張圧を要したが,迅速に再開通を得て,症状の著しい改善を認めた.術後,末梢小血管への塞栓は合併したが,重篤な出血性梗塞は回避することができた.注意点などを文献的考察を含め報告する.

外傷性脳底動脈解離による閉じ込め症候群:症例報告

著者: 上山健彦 ,   白瀧邦雄 ,   玉木紀彦

ページ範囲:P.1035 - P.1039

I.はじめに
 外傷に伴う椎骨・脳底動脈損傷の報告は散見されるものの,そのほとんどは頭蓋外椎骨動脈に関するものである.今回われわれは転落事故により脳底動脈解離をきたし閉じ込め症候群を呈した1例を経験した.動脈解離の発生機序及び閉じ込め症候群の原因について文献的考察を加えて報告する.

錐体骨尖端部に発生したコレステリン肉芽腫の1手術例

著者: 斎野真 ,   嘉山孝正 ,   黒木亮 ,   白石洋介 ,   佐藤清 ,   中井昴

ページ範囲:P.1041 - P.1044

I.はじめに
 耳鼻咽喉科領域においてよく知られているコレステリン肉芽腫cholesterol granulomaは,種々の原因で発生したコレステリン結晶に対する防御組織反応により形成される肉芽腫である.本肉芽腫の好発部位は中耳腔であるが3),稀に錐体骨尖端部に発生することがあり1),この場合には脳神経外科の対象疾患となる.われわれは,錐体骨尖端部のcholesterol granulomaを経験したので,臨床像,特に画像診断及び治療に関して,若干の考察を加えて報告する.

頭蓋内転移を認めた悪性傍神経節腫の1例

著者: 冨田博之 ,   山下英行 ,   玉木紀彦

ページ範囲:P.1045 - P.1048

I.はじめに
 副腎髄質と傍神経筋は共に神経堤より発生する.これらの器官に存在するクロム親和性細胞から生じた褐色細胞腫の中で傍神経節由来のものが傍神経節腫である.傍神経節腫の30-40%は非クロム親和性組織へ遠隔転移をきたし悪性傍神経節腫として区別される11).われわれは頭痛で発症し,頭蓋内転移をきたした悪性傍神経節腫の1例を経験したのでその画像所見,臨床的特色につき文献的考察を加えて報告する.

Iotrolanによる脳症の1例

著者: 須賀俊博 ,   後藤英雄 ,   吉岡邦浩 ,   細矢貴亮

ページ範囲:P.1051 - P.1054

I.はじめに
 ダイマー型非イオン性造影剤であるIotrolan(イソビスト®)は,現在,脳室・脳槽・脊髄造影に広く用いられている.従来使用されたモノマー型非イオン性造影剤のMetrizamide(アミパーク®)の髄腔内投与においては,重篤な副作用としての脳症の発生がしばしば報告されていた1,2,5,6,9,11,12,14).これに対し,Iotrolanは,種々の点に改良が加えられ,大幅に安全性が向上している.脳症や髄膜炎の発生は極めて稀であり,文献的にわずかに2例の報告をみるにすぎない10,13)
 今回われわれは,Iotrolanによるシャント造影施行同日夕より発熱,意識障害などを来たし,Iotrolan脳症と診断した例を経験した.加療により比較的急速に軽快した.文献的考察を含め,報告する.

読者からの手紙

三次元画像立体視における交差法,平行法同時表示

著者: 金城利彦 ,   豊見山直樹

ページ範囲:P.1055 - P.1055

 近年,ヘリカルCTやMRI,さらにDSAによる頭蓋骨,脳,血管の三次元画像表示が容易となり,外科的解剖が詳細に把握でき,手術前のイメージリハーサルにもきわめて有用となっている.この三次元画像を二次元平面で表現して立体視する方法としては,角度を変えて撮影して並べられた2枚の右の画像を左眼で,左の画像を右眼でみる「交差法」と,右眼で右,左眼で左の画像をみる「平行法」の二つがあるが,交差法で立体視できる人が多いようであり,最近出版された太田らの三次元画像アトラス1)も交差法を用いている.しかし,最近の3Dブームで国内で出版されている本の大部分が平行法を用いている.私も平行法の方が容易であり,上記の太田の本では立体視するのに困難を感じている.
 そこで3D-CTで作成した画像を3枚並べて交差法,平行法いずれによっても立体視できるように試みた.図の症例は斜台から右錐体先端部におよぶ骨破壊性の腫瘍(平滑筋肉腫)である.右の中頭蓋窩硬膜外からアプローチして腫瘍を摘出したが,operative viewで3D-CT画像を作成した.左と中央の2枚で交差法,中央と右の2枚で平行法で立体視できる.必ずしもすべての人が交差法,平行法両者で立体視できるとは限らないので,このように交差法,平行法いずれによっても立体視できるように3枚プリントして表示することは有用と考える.

報告記

パリ国際コンピュータ外科学会(ISCAS)

著者: 伊関洋

ページ範囲:P.1056 - P.1057

 1996年6月26日−29日まで,フランスのパリでCAR'96(Computer Assisted Radiology)の第10回国際シンポジウムと展示がLe Palais des Congres de Parisの国際会議場で開催された.コンピュータ外科学会Computer Aided Surgery(CAS)は,コンピュータ支援診断と手術治療との融合を目指して,CARとのjoint meetingを開催した.同時にComputer Assisted Ortho—paedic Surgery(CAOS)とComputed Maxillo-facial Im—aging(CMI)も開催された.オープニングセレモニーとして,ベルリンとパリを衛星放送で結び,双方向3次元立体映像によるライブ中継が行われた.内容はベルリン(Humboldt-Universitaet)からの内視鏡手術による肝癌のbiopsyのデモと組織標本の顕微鏡(Zeiss)映像をパリより遠隔操作するものである.手術の内容自体は特に目新しいものではなかった.しかし,ほぼリアルタイムに動画が送られたのは驚異的である.遠隔医療の幕明けも近い予感がした.CASは,口演33題,ポスター24題である.3D Imaging and Graphicsのセッションは9題で,形成外科の顔面手術のシミュレーション,脳の変形のシミュレーション,術中診断とナビゲーション,in-tervention中の血管カテーテルの光学式3次元位置センサーによる位置コントロール,大動脈へのステント挿入のプランニングと位置コントロール,3次元CTなどであった.3D Modelsのセッションは6題で,全て顔面奇形の歯科口腔外科,顔面形成外科手術のための光造形モデルを含む3次元シミュレーションであった.
 Navigation/Guidanceのセッションは9題で,術中MRI,ロボット手術関係,MRI誘導血管カテーテル,画像誘導定位脳手術による皮膚基準マーカー・3次元CT・光学式3次元位置センシングの精度,CT-MRI共用基準マーカー,血管カテーテル3次元ナビゲーション,骨折・靱帯再建手術,コンピュータ外科による心臓周辺穿刺など.Navigation/Virtual Realityのセッションは9題で,バーチャルリァリティによる内視鏡低侵襲手術のためのトレーニングシステム,ロボット手術支援のための骨切開プランニング,眼鏡無し3次元立体内視鏡手術,遠隔支援による定位的内視鏡手術,顔面形成手術の術中ナビゲーションの現状と将来展望,術中CT誘導による変形対応手術,コンピュータ外科ナビゲーションの精度,VISLANナビゲーションシステムの臨床精度などである.ポスターセッションは,volumegraph(3次元画像術中投影ナビゲーションシステム)をはじめ,ナビゲーション技術,CADデータによる骨形成手術,3次元立体顕微鏡手術システム,バーチャルリァリティ技術,3次元画像による術前・術後の評価,低侵襲手術など多彩な内容であった.これらを俯瞰すると,コンピュータ外科はバーチャルリァリティ・ナビゲーションシステム・プランニング・シミュレーション・レジストレーション・遠隔手術・3次元立体顕微鏡—内視鏡手術・ロボット手術.術中MRI-CT誘導手術などを駆使した低侵襲手術を実現するために,ロボット工学のみならず生体材料,医用画像工学,認知科学,virtual real-ityなど広範な分野にまたがる手術工学(surgical engine-ering)と,それを使いこなすための先端工学外科学(advanced technological surgery)へ収斂していくように思われる.

基本情報

Neurological Surgery 脳神経外科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1251

印刷版ISSN 0301-2603

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