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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科24巻11号

1996年11月発行

文献概要

連載 Functional Mappingの臨床応用—現状と展望・9

双極子追跡法による脳機能マッピング

著者: 林央周1 池田宏明1 高久晃1 西条寿夫2 小野武年2

所属機関: 1富山医科薬科大学脳神経外科 2富山医科薬科大学第二生理

ページ範囲:P.977 - P.980

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I.はじめに
 双極子追跡法(dipole tracing,DT)法は,感覚刺激に伴って発生する誘発電位の頭皮上電位分布から脳内電流発生源(双極子)の位置を推定する方法である7,8).われわれはこの方法を用いて脳機能マッピングを行い,主として脳腫瘍等の脳内占拠性病変の手術シミュレーションおよび手術ナビゲーションに利用している4).本稿では,DT法による脳機能マッピングの方法について概説し,さらに脳神経外科手術への貢献について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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